これからご紹介する遊佐町(ゆざまち)は山形県の地図のおでこの部分にあり、その中でも西浜地区は山形県と秋田県の県境に位置しています。
その西浜地区には、鳥海温泉「遊楽里」・温泉浴場「あぽん西浜」・足湯「湯っ足(ゆったり)」・西浜コテージ村とキャンプ場が集まる「鳥海温泉郷」があります。
西浜コテージ村から5分くらい歩くと「吹浦漁港」に出て、さらに10分くらい歩くと「西浜海岸」に行くことができます。
吹浦漁港からも、「出羽富士」と呼ばれている、雄大な「鳥海山」が見えます。
海あり川があって山があり、鳥海温泉郷のすぐ近くには「鳥海山大物忌神社」や「十六羅漢岩」もあります。
インターネットが普及したおかげで、池の色がエメラルドグリーンだとすっかり有名になった「丸池様」も歩いて行ける場所にあります。
地元の名産品などを食べたり、お買い物したいときは「道の駅鳥海 ふらっと」も、歩いていけるすぐ近くにありますよ。
こんなに見どころいっぱいの場所が周辺に集まっているのは、とても珍しいと思います。
のちほどその4か所の写真や歩行ルートと時間をご案内しますので、ぜひご覧ください。
日本海の海の幸や山の幸もとてもおいしくて豊富で、ぜひ一度おいでいただきたいおすすめの場所です。
では、鳥海温泉郷をご紹介いたします。
1. 鳥海温泉「遊楽里(ゆらり)」は日帰りも宿泊も湯治もできるホテルです。
国道7号線沿いの「道の駅鳥海 ふらっと」から秋田方面に向かうとすぐに交差点があります。
その交差点から左に進むと国道345線に入ります。するとすぐに遊楽里の立派な建物が見えてきます。
鳥海温泉郷の看板
鳥海温泉 遊楽里
住所:山形県飽海郡遊佐町吹浦字西浜2-76
TEL:0234-77-3711
この一帯の鳥海温泉郷の中でも、「遊楽里」は日帰りも宿泊も湯治(11月~4月)もできる遊佐町唯一のホテルです。
6階と7階のお部屋からは日本海に沈む美しい夕日を眺めることができ、身も心も癒されリフレッシュできます。
遊楽里にも茶褐色の源泉掛け流しの大浴場がありますが、となりに併設されている温泉浴場「あぽん西浜」にも無料で入浴できます。
また、毎年冬季間だけの限定で、宿泊するとカタログの中から遊佐産のお土産(¥2,500相当)を自由に選ぶことができて、発送してもらえるサービスがあります。
こういった楽しみがあると、ますます宿泊したくなりますね。(*なくなり次第終了です。)
(注意)平成30年1月5日より入湯税¥150は別途
入湯税とは・・・
鉱泉浴場が所在する市町村が、鉱泉浴場における入湯に対し、入浴客に課す目的税たる地方税である。(ウィキペディアより)
一番安く宿泊できるのは素泊まりプランです。
<遊楽里の素泊まりプラン>
¥5,500~
そのほかに季節限定プラン・スタンダードプラン・鳥海舟盛プランなど、さまざまな宿泊プランが用意されています。
特に鳥海舟盛プランは庄内豚のしゃぶしゃぶ・カニのしゃぶしゃぶ・アワビの踊り焼きから、お好きなものを選ぶことができます。
また、気軽にご利用したい方には日帰りプランがあります。
<日帰りプラン(2名様~)>
女性限定
個室休憩&温泉&食事付き
(フェイスタオル付)
10:00~15:00
¥3,600(税込)
うれしいことに、宿泊でも日帰りでも事前に予約すれば送迎をしてもらえます。
また、冬のおすすめ限定プランとして
<湯治プラン(2泊以上~)>
1泊3食付き
¥7,100(税込)~
<ゆったりプラン1泊でもOK>
1泊3食付き
¥8,900(税込)~
たまにはおいしい料理をいただいて、温泉でゆっくりできたらいいですね。
2. 大人気の温泉浴場「あぽん西浜」は、みんなのいこいの場所
「遊楽里」の建物のとなりに「あぽん西浜」があります。「あぽん」という言葉を聞いたことがない方が多いと思いますが地元の言葉で、「子どもといっしょにお風呂に入る」という意味があります。
私も子どもたちが小さいときに連れていき、いっしょに入ったものです。大浴場やサウナ・露天風呂があり、とてもよく温まるお湯でした。
その「あぽん西浜」が、2018年(平成30年)の4月でなんと開設30周年を迎えました。地元住民だけでなく、温泉を愛する方々があちらこちらから足を運んでくださっているからこそ長く続いているのですね。
気軽に立ち寄れてリフレッシュでき、みんなのいこいの場所になっています。朝の6時から夜の10時まで利用できるのもうれしいですね。
温泉浴場 あぽん西浜
住所:山形県飽海郡遊佐町吹浦字西浜2-70
TEL:0234-77-3333
料金:大人400円 子供170円
*子供…小学生
休憩:210円~
営業時間:6:00~22:00
休業日:毎月第2、第4月曜日
温泉に入っておなかがすいたときは、となりに「とりみ亭」というお食事処があります。元はあぽん西浜の食堂でした。
麺類や丼物、定食など選ぶのに困るほどたくさんのメニューがあり、お好きなものをお選びいただけます。
3. 24時間利用可能な足湯で「湯っ足(ゆったり)」気分!
あぽん西浜の道路をはさんだ真ん前に「湯っ足(ゆったり)」という足湯があります。湯っ足(ゆったり)とはなかなかうまいネーミングですね。
24時間利用できるのは便利で、ガラス戸を閉めれば雨風も気になりません。天気の悪い時でも利用することができるのはうれしいことですね。
ドーナツみたいな湯舟で、歩き疲れた足だけでなく体も心もポカポカ♨になりますよ。
足湯 湯っ足(ゆったり)
4. 北欧風のなんともおしゃれな建物の「西浜コテージ村」
鳥海温泉「遊楽里」から徒歩2~3分のところに、「西浜コテージ村」があります。北欧風タイプの建物が6棟あり、まるで別荘ですね。
6棟のうち5号棟がバリアフリーになっています。
西浜コテージ
特に夏休みは予約が集中しますので、要注意です。7月分の予約は4/1~始まっており、8月分の予約は5/1 8:30~開始です。
使用料金は下記のとおりです。
夏季4/1~10/31:冬季11/1~3/31
□4・5・6号棟(4人用)
宿泊15:00~翌10:00
夏季12,000円:冬季11,000円
□4・5・6号棟(4人用)
休憩:10:00~15:00
夏季6,000円:冬季5,000円
*西浜コテージ村HPより*
■1・2・3号棟(6人用)
宿泊15:00~翌10:00
夏季17,000円:冬季16,000円
■1・2・3号棟(6人用)
休憩:10:00~15:00
夏季6,000円:冬季5,000円
*西浜コテージ村HPより*
つまり4人用から6人用になると夏季も冬季も5,000円ずつアップします。休憩の場合は人数にかかわらず、夏季も冬季も金額が変わりません。
自分で準備して持ってくるものとして、洗面用具(歯ブラシ・タオル等)、ドライヤー、パジャマ、ふきん、食材、調味料。(*西浜コテージ村HPより)
そのほかのものは備え付け、もしくはレンタル可能です。
西浜コテージ村管理棟
0234-77-3600
受付時間 8:30~17:30
5. 松林の自然の中で自由を満喫できる「西浜キャンプ場」
コテージ村の道路をはさんで向かい側に、「西浜キャンプ場」があります。
ぐるりと松林に囲まれていて、特に夏は利用客でにぎわいます。
西浜キャンプ場の松林
キャンプ場に行ってみると、4月なのにもうテントを張っている方がいらっしゃいました。
60代くらいの男性の方でしたが、お話をうかがってみると「今日と明日は天気が良いようだったので、今朝仙台から一人で来ました。
ここのキャンプ場は、歩いて行けるところに温泉(あぽん西浜)があって便利なので毎年来ています。」ということでした。このキャンプ場の常連さんでした。
常連さんのテント
キャンプ場内にある炊事場にはガスコンロがありますし、トイレもあります。
炊事場
管理棟わきの建物にはコインランドリー(100円/1回)や7~8月には温水シャワー(200円/1回)があります。
4人用テント(1,300円/1泊)のレンタルや木綿毛布(300円/1枚)やランタン(300円/1泊)のレンタルもできます。*西浜コテージ村HPより*
使用料金は下記のとおりです。
1泊:大人600円・小学生300円
日帰り:大人200円・小学生100円
*西浜コテージ村HPより*
お問い合わせ先は西浜コテージ村管理棟と同じです。
西浜コテージ村管理棟
0234-77-3600
受付時間 8:30~17:30
鳥海山大物忌神社
遊楽里から吹浦の鳥海山大物忌神社までは、歩いて17分で着きます。
十六羅漢岩
遊楽里から十六羅漢岩までは、歩いて22分で着きます。
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神秘の池 丸池様
遊楽里から箕輪鮭ふ化場までは徒歩約30分ですが、そこからさらに歩いて5分くらいで丸池様に着きます。
箕輪ふ化場から丸池様までは下記のとおりです。
箕輪鮭ふ化場
ここまで来れば一安心!右へ曲がって1~2分歩くと左手に「丸池様」の鮭の看板がありますので、そこを渡って1分くらいで丸池様に到着です。
「道の駅鳥海 ふらっと」
遊楽里からふらっとまでは、歩いて12分で着きます。
どうぞ気をつけておいでください。