山形県と秋田県の県境に、私の住む遊佐町があります。
山形県の地図は人の横顔の形をしていますが、遊佐町はおでこの部分にあたります。
そんな遊佐町の中の吹浦(ふくら)地区で、今年で2回目となった「岩ガキまつりin吹浦」
昨年は大雨のため行けなかったので、今年こそは!と意気込んで参加してきました。
お目当ては岩ガキと真ガキの食べくらべ。(*^^*)
さて、どんな味だったのか?
行列ができていた「岩ガキまつりin吹浦」のようすをお伝えいたします。
主催者は遊佐鳥海天然岩がきあんしん協議会。
日程・会場・駐車場・入場料・時間は下記のとおりです。
会場:吹浦まちづくりセンター (旧吹浦公民館)
駐車場:吹浦まちづくりセンターと向かいの大物忌神社
入場料:500円*カキ2個付き
時間:10:00~14:00
1.吹浦児童公園の駐車場から岩ガキまつりの会場まで歩く!
11時半ころ岩ガキまつりに行きましたが、会場である吹浦まちづくりセンターも、向かいの大物忌神社も、駐車場はすでに満杯。
近くに吹浦児童公園があったので、そこの駐車場に車を停めて、岩ガキまつりに向かいました。
吹浦児童公園には、子どもたちが保育園のころ、よく遊びにつれてきたものでした。
吹浦まちづくりセンターをめざして歩きます。
前を歩いている人たちも、岩ガキまつりに行くのでしょう。
途中には、クサガメと鯉がいっしょに泳いでいたり、
鳥海山からの湧き水があったりして、歩いたからこそわかる発見もありました。
やっぱり歩くのっていいですね。
横一公民館の前をとおり
きれいな花々をながめながらしばらく歩くと
吹浦まちづくりセンターの裏口に着きました。
2.岩ガキまつりの会場のようす
裏口から正面に回り、受付をしてカキの食べくらべの行列に加わりました。
岩ガキ・真ガキの食べくらべチケット(2個で500円)
炎天下の中、岩ガキと真ガキの食べくらべをするために長蛇の列に並ばないといけません。
かなりきついです。 (´;ω;`)ウゥゥ
30分くらい並んで、やっと岩ガキを焼いているところまでたどり着きました。
焼いている方たちはタオル片手に汗を拭き拭き、ものすごく暑そうでした。
3.吹浦産の岩ガキがおいしい理由
手前が真ガキ、奥のぷっくりしたのが岩ガキです。
遊佐町の吹浦の海には、鳥海山から何十年もかけて流れ出た冷たい伏流水(ふくりゅうすい)が、海底からこんこんと湧き出しています。
鳥海山からの伏流水と海水が混じりあうところでは、岩ガキのエサになるプランクトンが大量に発生します。
そのプランクトンを食べているから、吹浦で育つ天然の岩ガキはミネラルが豊富で、身が大きくてぷっくりしていて、なおかつ濃厚な味になるのです。
鳥海山からの恵みと、吹浦の海からの恵みで、おいしい岩ガキが育つのは納得です!
ミネラルとは・・・
栄養素としての無機質。カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム・リン・硫黄(いおう)・鉄などの無機塩類。
ごく少量で生理機能に重要な作用をする。(デジタル大辞泉より)
栄養価いっぱいの吹浦の岩ガキは、まさしく今が旬! 今の時期しか食べられません。
それに対して真ガキは太平洋側で育ち、冬の時期が旬で、ほとんどが養殖ものです。
大きさから言えば、岩ガキの方が大きく厚みもあり、味の方も岩ガキの方がクリーミー!
ぷりっぷりの岩ガキの身が口の中でとろけ、幸せな気分になりました。
私の中では、やはり遊佐町産の天然岩ガキに、軍配が上がりました。
岩ガキ | 真ガキ | |
産地 | 日本海側 | 太平洋側 |
旬 | 6月~8月 | 10月~4月 |
育て方 | おもに天然ものが多いが、養殖ものもあり | 養殖もの |
特徴 | 時間をかけてゆっくり成長するので、殻も身も大きい。身がふっくらしている。 | 岩ガキより小ぶり |
吹浦まちづくりセンターから車で5分くらいのところに「道の駅鳥海ふらっと」がありますが、夏になると旬の岩ガキを食べようと、県内外からたくさんのお客さんがいらっします。
特に土日は、鮮魚直売所の「元気な浜店」では、お目当てのカキの売り場に行列ができるほど、たくさんの人が並びます。
焼くのもおいしいのですが、レモンをしぼって生のまま食べるのも、また格別においしいんですよ。
道の駅鳥海ふらっとの天然岩ガキ1個600円(税込み)
*住所:山形県飽海郡遊佐町菅里字菅野308-1(遊佐町国道7号線沿い)
*営業時間:8:30~18:00
(11月~2月は8:30~17:00)
*直売所:9:00~17:30
(11~2月は9:00~17:00)
*TEL:0234-71-7222
*吹浦まちづくりセンター(旧吹浦公民館)から「道の駅鳥海ふらっと 」までは車で5分で着きます。
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4.おみやげにこんにゃくのみそ田楽とじゃがバター
岩ガキと真ガキの食べ比べのほかにも、いろいろなおいしい食べ物が売られていました。
何かおみやげに買って帰ろうと思い、こんにゃくのみそ田楽とじゃがバターを買いました。
こんにゃくのみそ田楽は遊び心があり、1回100円でルーレットを回し、止まった本数だけもらえます。
1回まわしてみたところ、5の数字で止まりましたが、1本おまけしてくれて6本いただきました。
蒸かしたてのじゃがいもにバターがとろけ、ホクホクしておいしそうです!
岩ガキと真ガキの食べくらべに行って、並ぶのは暑くてきつかったけど、海があって山があり、おいしいものが豊富にある地元の吹浦の良さをあらためて感じることができました。
~ひと夏のぜいたく~
自宅で岩ガキにレモンを添えて