山形県の地図のおでこの部分にある遊佐町(ゆざまち)は、山形県と秋田県の県境に位置しています。海があり、川があって山があり、豊かな自然を満喫できる遊佐町の中でも西浜地区には、鳥海温泉「遊楽里」・温泉浴場「あぽん西浜」・足湯「湯っ足(ゆったり)」・西浜コテージ村とキャンプ場まであります。
西浜コテージ村のすぐ裏には「吹浦漁港」と「西浜海岸」が広がっています。吹浦漁港では釣りができるし、夏になれば西浜海岸で海水浴もでき、思い出に残る体験がたくさんできます。
この一帯をウォーキングするだけでも、いつもとちがった光景を見ることができて、ワクワクしますよ!
1. 遊楽里から吹浦漁港までウォーキング
遊楽里に車を停めて、吹浦漁港と西浜海岸までウォーキングしてみました。
鳥海温泉「遊楽里」
遊楽里の玄関を出て左折するとキャンプ場とコテージ村の道路に出ます。右側にキャンプ場があり、もう少し先の左側にはコテージ村があります。
その道をまっすぐ進んで、突き当たりの丁字路まで10分くらい歩きます。
丁字路から左折するとすぐに漁港に出ます。
吹浦漁港入り口の看板
漁師さんがいらっしゃったので、お話をうかがいました。
今日はちょっと沖の方まで行って、網で口細カレイが捕れたそうです。中にはカナガシラも混じっていました。カナガシラはお味噌汁にすると、いいダシが出てとてもおいしいですよ。
漁港の入り口から突き当たりまで行きます。
さらに左折してまっすぐ進むと、残念ながら立ち入り禁止になっていたので引き返しました。
2. 吹浦漁港から西浜海岸までウォーキング
漁港の入り口まで戻り、今度は西浜海岸を目指しました。
アスファルトの道をまっすぐ進みます。
海岸が近づくにつれて砂で歩きにくく、ごみも散乱しています。
10分くらい歩いて、西浜海岸の駐車場にたどり着きました。
西浜海岸駐車場
今日は釣りや観光のための車が数台しか停まっていませんが、夏場は海水浴客でとてもにぎわいます。駐車場の敷地は広く、車が500台も停められます。
海水浴ができるようになると、協力金として、普通車500円・バイク200円・マイクロバス1,000円・大型バス2,000円の費用がかかります。
砂浜では親子連れが散歩し、波打ち際では男性が何やら捕っているようです。
近くまで行って、何を捕っているのかうかがってみると
アジを釣るときに撒くアミエビを捕っているのでした。アミエビを撒くのと撒かないのとでは、アジの釣れ方が全然ちがうそうです。
いつもはこのざる一杯捕れるそうですが、今日は少ないということでした。
そんな話を聞きながら、目の前に打ち寄せる波を眺めつつ、広い海に心を癒(いや)されて、また遊楽里に戻りました。
3. ぜひ伝えたい夕暮れ時の美しさ!
これはある日の西浜海岸の、燃えるような夕焼けです。
これも西浜海岸の夕暮れ時です。
こちらは穏やかな日の吹浦漁港です。
同じ場所から写した、ある日の夕暮れ時です。飛行機雲も見えました。
下の写真も、ある日の吹浦漁港の燃えるような夕焼けです。
吹浦漁港から「出羽二見」が見えます。二つの岩場に、注連縄(しめなわ)が張られています。
この場所から見る夕日もきれいです。
5月と8月頃に出羽二見の間に夕日が沈むということで、写真を撮りに来る方が大勢いらっしゃいます。私もその夕日を見たくて、夕暮れ時に吹浦漁港に行ってみました。
出羽二見の間に沈む夕日はとても神々(こうごう)しくて、うっとりするほどでした。出羽二見の間に沈む夕日を見ると、良いことが起きるという言い伝えがあります。
良いことが起きるといいですね。
4. ウォーキングで撮影した奇跡のベストショット
先日吹浦漁港をウォーキングしていたら、大型クレーンが空に向かって放水しているような、なかなか撮ることができない珍しい写真が撮れました。下の写真は、大型クレーンと飛行機雲が織りなす、奇跡のベストショットです。
めずらしい光景を見ることができて、やっぱりいいことがありましたね。